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エコデザイン・コミュニケーション


石田 秀輝 東北大学大学院環境科学研究科教授

街には大量のエコ商品が投入され、生活者の環境意識も高まり、9割近い生活者が地球環境に対し高い認識を持っている。しかしながら、商材があり、意識が高まっているにも関わらず、地球環境負荷は低下するどころか、益々増大し、その大きな原因は生活部分での低下がままならないことにある。何故、このような不可解な現象が起こっているのだろうか。一方、政府は2020年の温室効果ガス排出量を1990年比-8%と決め、それが如何に達成困難なことへの挑戦であるかを謳っている。私たちがライフスタイルを変えることなく、新技術だけに頼るなら、たった-8%もハードルの高い目標にもなるであろう。私たちは今、あらためて考えなければならない、我慢するのではなく、心豊かに暮らしながら、環境負荷を下げられる新しいライフスタイルとは何かを… そして、そのライフスタイルを具体的な形として観ることができるなら、-25%だって、大きなハードルではないはずである。
今年は、そんなライフスタイルを誘発するエコデザインにぜひ出会いたいと思っている。

小黒 一三  月間ソトコト編集長

直感だけで、環境雑誌を始めたものの、楽しく明るい環境雑誌など当時世界に例もなく、右往左往の10年でした。地球よりも自分、怒りよりも笑い、屁理屈よりも暮らしで実践。ロハスに行き着くまでに莫大なもがきが必要でした。
世の中、ついに変わったかなと思ったのが3年前、オバマの時代に新しいデザインの骨組みを皆様と一緒に作りましょう。

菊池 武夫 クリエイティブディレクター

一昨年に比べ昨年はエコに対する認識の巾が広がり、実現できれば面白く、次につながる発想を感じさせる作品がありました。
継続する事が最も重要なテーマであるエコ問題、日本の環境問題に対する現実は、改めてもっとしっかり未来を見つめた国の方針が必要だとも思っています。なにかテーマを絞り込み、漠然とした物事ではなく今後のエコ問題の方向性に新しい未来を感じさせてくれる作品を熱望します。

永井 一史 株式会社HAKUHODO DESIGN 代表取締役社長

デザインとは課題を発見し、クリエイティブの力でそこに調和や秩序をもたらす方法論だと思います。 もともとエコとデザインはとても相性がいい。地球環境という大きな課題に対して、暮らしのまわりからチャーミングに解決していく、そんなエコデザインを期待しています。

エコアート
日比野 克彦 アーティスト

自分の中で続けられることがいい、人に勧めるものではない。大勢が一斉におこなうとろくなことはない。だからひっそりやってくれ。今までの20世紀型資本主義のひろめ方とは違っていい。自分の中でじっくりきていることがいい。新たな進化の仕方をしているぞ、と、そんな気にするものを見てみたい。

竹内 宏彰 株式会社シンク 取締役/エグゼクティブプロデューサー

先日なにかの本で「エコロジーとは、なにかをがまんすることじゃないんだよ!」というメッセージを見かけた。そういえば、私の7歳の娘を見ていると、大人が小言のように叫んでいたエコというライフスタイルを、むしろ楽しんでいるようにも見える。
「エコ」であることは、“かっこいいこと”“素敵なこと”である、ということが、子供たちは本能的に分かっているのかもしれない。世界で一番Coolでかっこいい表現を待ってます。
「エコロジーはカッコイイこと、たのしいことなんだよ!」

藤 浩志 美術家

個人が心のそこから感じている違和感にしっかりと向き合い、その些細な感情をいじり、扱い、表現することが必要なのだと思う。その手段はなんでもいい。エコロジーや環境問題を表現しようとすると、現実から乖離した概念的なメッセージになりがちな罠がある。その束縛から逃れてしっかり自分の核心から発し、心と繋がる身体の延長の、触れ、包まれ、繋がった周辺環境まで揺さぶるような、強度と深度に満ちた表現に出会いたい。どんな些細な表現も、その連鎖が予期せぬことを生み出し、予想を超えた世界へ繋がってゆくと信じている。

山本 豊津 東京画廊代表取締役社長

産業革命から始まり、拡大を続けてきた近代社会は、とうとう環境の問題を起こし、新しい社会の構造を探さなくてはならなくなっています。
アートの表現も近代社会の変化とともに様々なかたちを創出してきました。昨年のエコジャパンカップのアート部門の作品を見る限り、私たちが考えなければならない現代社会の構造の変革を予見させる表現が少なく、他の部門の応募にも遅れているように感じられました。
5月に品川清掃工場をたずね、灰溶融炉を知り、1400℃で溶かし、スラグと呼ばれる人工砂を生み出すゴミ処理の過程を見学しながら、21世紀のアート表現とはどのようになるのか深く考えさせられました。
応募者へは、「世界がどのように動いているのか」という知識を得て、次代を予見させる作品の制作を期待します。

エコミュージック
阿部 義晴 ミュージシャン/音楽プロデューサー

参加させていただくのは今年で3回目ですが、ecoと音楽とを結びつける試み、これはなかなか難しいものと感じました。
しかし、これを続けてゆく事が正解へ向けての一番大切な事だというのだけは分かっています。
私達と一緒に試行錯誤をしてみませんか? そんな人を待ってます。

川崎 龍彦 株式会社NHKエンタープライズ

「エコ・ミュージックとは何か」という課題は、未だに解けていません。作者のエコロジーに対する心構えや日ごろの取り組みは評価に入れるべきかどうか。また、言葉以外の要素でエコロジーの志を表現する方法はないのかetc.
でも、2回の審査を重ねる内に、どうやら応募された方々の音楽そのものにヒントがあると実感しています。今年はどんな才能に出会えるのか、とても楽しみです。

中島 信也 株式会社東北新社 専務取締役/CM演出家

音楽は人の心を動かすものです。美しい調べは美しい心に響き、はげしい音は人の心を動揺させます。やさしい音色には心は優しく反応し、暗い旋律は心になにかを訴えます。去年もこのeco japan cupに出品された魅力的な音楽の数々が多くの人の心を動かしました。
今この世界に生きている一人の人としてみんなに伝えたい気持ち、みんなに伝えたほうがいい、と思うことを素敵な音楽にして表現してください。楽しみに待っています。

キッズ・エコアート
大塚 いちお イラストレーター

今日何して遊びましたか?
どんなことで笑いましたか?
なにをしている時が一番楽しいですか?
そんな楽しかったことたくさん教えて下さい。 ぜひ絵に描いて教えて下さい。
環境って言うと難しいことに聞こえるかもしれないけど
楽しかったことの近くにきっとあるような気がします。
みんなの、『楽しい』の絵たくさん見たいです。
それが僕のいま一番楽しみにしていることです。

松本 真由美 エコアナウンサー

キッズの皆さんへ
地球環境や自然、また自分達の未来について、どう感じ、考えていますか。
楽しい、うれしい、期待、不安、悲しい…、エコに思いをはせるといろいろな気持ちが入り混じるかもしれません。自分の中で湧き上がるその思いをのびやかに自由に表現してください。たとえば「地球のために将来こんなことがしたい」 と思うならば、未来の自分や友だちの姿を描いてみるのもワクワクしますね。
今、そして未来へと想像力をふくらませて、あなたのメッセージをぜひ伝えてください。

 
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